シンボリクリスエス

牡　黒鹿毛　１９９９年　アメリカ生まれ

この馬は外国産で名門である藤沢和厩舎のダービー制覇の秘蔵っ子として期待されたお坊ちゃまと言う感じがする馬でした。この馬が、スターダムにのったのはダービートライアルの青葉賞で私がこの馬を初めて意識したレースでした。それまでの勝ちきれないイメージを振り払い、同世代の中で最強と言われていたタニノギムレットに勝てる馬だと応援しました。しかし、日本ダービーの結果は２着と栄冠には届きませんでした。
その後、秋は古馬との対戦を選んで天皇賞（秋）へ・・・並みいる古馬を一蹴してＧ�Tタイトルを奪取。結果的には、鞍上の岡部幸雄騎手への最後のＧ�Tタイトルプレゼンターを勤める形になりました。これを最後に、この馬の背に日本人ジョッキーがまたがることはありませんでした。
この馬の脚質は「差し」で、最終コーナーからペリエ騎手のゴーサインに従って加速してくるところのかっこよさにはホレボレするものがありました。しかし、この馬が勝つときに連れてくる２着馬はいつも私の期待を裏切り、馬券ではコッテリ絞られました。。。
黒光りするかっこよさとペリエ騎手が惚れ込んだその競馬センスはいつまでも私の心に残っています。
私に競馬のかっこよさを思い出させてくれた思い出の１頭です。

私の心に残る思い出のレース　　　　２００３年有馬記念　・・・・・・　ペリエ騎手を背にレコードタイムで連覇を飾った。思わず、声に出たメリークリスエス（笑）！