マヤノトップガン

牡　栗毛　１９９２年　北海道新冠生まれ

この馬は牡馬でありながら華やかさを感じました。栗毛の明るい馬体もさることながら主戦であった田原成貴騎手（現調教師）のパフォーマンスが人一倍目を引いてこの馬の印象をより鮮やかにしていました。この馬はライバルにも恵まれ（？トップガンにすれば不運か）、蒼々たるメンバー（サクラローレル、ナリタブライアン、マーベラスサンデーetc）がそろっていて見応えあるレースが目白押しだったこともあるでしょう。
この馬の脚質は「自在」で、逃げたかと思えば次走は後方から一気の差しとレース、相手によってその走り方は千差万別でした。田原騎手とのコンビでまさに「ターフのアーティスト」と言う言葉がピッタリでこの馬の競馬センスがいかに優れていたかがわかります。
私に競馬の楽しさと人馬一体の見事さを見せてくれた思い出の１頭です。

私の心に残る思い出のレース　　　　１９９５年有馬記念　・・・・・・　奇襲とも言える鮮やかな逃げ切り。田原騎手の「メリークリスマス！」の一言は感無量。